$尾山泰永の漫画生活-わんた 赤ちゃん

わんたをお見送りする為に深大寺動物霊園に行って来ました。
大好きだった深大寺ならわんたも喜んでくれるかな。

深大寺動物霊園

深大寺動物霊園に着いてわんたがまだ幼い頃ここに来た事を思い出した。
初めて深大寺に来た時、道が全然わからなくて迷い込んだ場所だった。
まだヨチヨチ歩きだったわんたが一生懸命歩いてたっけ。

白い台の上にバスタオルを敷いて横たわったわんたの姿はとても綺麗だった。
わんたが病気で食べられなかったオヤツを沢山置いてあげよう。
最後は食べられなかったけど、どれも美味しいものばかりだったんだよ。

お祈りが終わるとわんたは熱気をもった扉の向こうに行った。
しばらく待たなくてはいけなかったので近くを歩く事に。

待合室の近くに動物たちの健康を願う絵馬が沢山並んでた。
本当にいっぱい病気の子がいるんだなぁ…。
こんなのがあるのを知ってたら空いた時間にここに来たのに…。

$尾山泰永の漫画生活-わんた 赤ちゃん

係の人に呼ばれてわんたのお骨を拾い上げに行った。
ひとつひとつどこの場所だったのかを説明してくれます。

「これが肩甲骨で天使の羽とか言われてる場所ですね。」
寺で天使って…とも思ったけど、まるで人のように扱ってくれて嬉しかった。

丁寧に壷の中に収めるとわんたは子犬の頃みたいに小ちゃくなった。
箱をくるんだ布の縛り目がちょうどわんたの頭くらいになってる。
車に乗って一緒にわんたのお家に帰ろう。

今日はずっと曇りだったのに帰りになって雨が降り出した。
わんたと出かけた時の帰りはこういう事がよくあったっけ。

どんなに曇りでもわんたが出かける時は晴れてくれたよなぁ。
わんたが側にいるような気がした。

わんたは7歳11ヶ月で7月11日に眠りについた。
なんてドラマチックな子なんだろう…。

でも、そんなドラマなんて欲しくなかったんだよ…。
ただ毎日側に居てくれるだけで良かったのに。
年を取ったら公園のベンチでずっと日向ぼっこするつもりだったんだけどな。

たぶん、わんたは1ヶ月気持ちを整理できるようにがんばってくれたんだと思う。
本当の所はわからないけれど、そう思わないと辛くてやりきれない。

辛い1ヶ月ではあったけど一番わんたの事を考えた期間だったかもしれない。
結果には納得できないけれど出来る限りの事は精一杯やってみた。

家の中には漢方入りのカプセルやら酸素缶やオヤツが山積み。
余って手つかずの物はいずれ里親会のワンちゃん達に持って行こう。

わんたの事を忘れないようにする為にフォトフレームを注文した。
今までに撮った膨大な写真の中から気に入ったものをできるだけ沢山入れよう。

写真を見ると楽しかった事を思い出す。
わんたはとても表情が豊かで周りを明るくする子だった。
私もわんたを見習ってこれからも明るく楽しくやっていかないと!

$尾山泰永の漫画生活-わんた 赤ちゃん

ブログに沢山のコメントを頂けてとても励みになりました。
わんたがみんなに愛されてる事を知ってすごく嬉しかったです。
ちょっとまだ気持ちの整理がついていないのでコメント返しは遅くなります(^^;)

あと、このブログを読んで悲しい出来事を思い出してしまったとしたら申し訳ありません。
自分の気持ちを整理する為に記憶が曖昧にならないうちに残しておきたかったんです…。

明日からは気持ちを切り替えて、いつも通りに戻したいと思います。
これからもよろしくお願い致します!