電子書籍用に必要という事で昔の原稿を必死に探す。
もう10年以上も経っているのでデータが見つからない。

メディア自体が古く、ドライブから手に入れないといけなかった。
何とか認識させてデータを探していると昔の絵がいっぱい出てきた。

懐かしいやら恥ずかしいやら…。
運良く今まで何とかやってこれた事を実感(^^;)

絵を見るとその当時の事を思い出すなぁ。
という事で今回は昔の話。


プレイステーションの「アランドラ」というゲームを作っていた頃だ。
クレジット上はディレクターなんだけど、実務的には書類作成と雑用をしてた。

企画書を作ってソニーのお偉いさんの所に社長と出向いてプレゼンしたり、
ゲームのマップを書き、モンスターの叩き台を作ったりする毎日。

ある日、音楽の打ち合わせで会社に田中公平先生がいらっしゃる事に。
田中公平先生の名前はもちろん当時から知っていてすごく緊張してた。
いや…浮かれてたと思う(^^;)

とにかく周りの方々から褒め言葉しか聞こえてこない。
仕事を沢山していて、時間を守り、ゲームとかも沢山遊んでて趣味も多いとかいろいろ。
頭の中では想像が膨らみ過ぎて大変な事になってた。

そしてついにシナリオライターの手塚一郎先生の横に並んで田中先生とご対面。
手塚先生は自分のイメージしてる曲のCDを持って説明をされた。
それを聞いて今度は自分のイメージを語り、擦り合わせをしていく。

相手のイメージを汲み取ろうとする姿がとても印象的だった。
プロフェッショナルな姿にすごく感動したのを今でも覚えてる。

仕事は違うけど、こういうプロになりたいって思った。
なれなくても憧れるのは自由だからね(^^;)

「アランドラ」はPSPやPS3でもゲームアーカイブスで遊べます。
良かったら遊んでみて下さいね。

かなり難しいけど…。

アランドラ/ソニー・コンピュータエンタテインメント

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