サンデル教授の講義はいつ見ても面白い。
TVで何度もやってたから頭に刷り込まれてしまった。
解説本なんかも買ってたりして。

いつも生徒の意見を聞きながら、うまく論議を誘導していく。
出てくる意見は事前に予想してるんだろうけど流れが素晴らしい。

本によると授業を受ける前の予備授業があるのだとか。
だから生徒達も意見がスムースに出てくるんだと思う。
催眠術ショーの予備催眠みたい(^^;)

今回の番組は海外と日本を中継して講義を行った。
同じ中国の方でも意見が異なっているのが興味深い。

サンデル教授はよくジレンマという言葉を使う。
あちらを立てればこちらが立たず…何を選択しても不利益が生じてしまうケースだ。

誰にでも何かを犠牲にして選択をしなくてはいけない場合がある。
そういう時、自分を納得させる為に理由づけをする。
それがその人の思想というか生き方なのかなって思う。

たとえばこうだ。(サンデル教授風に)
締切がせまっていて、あと少し時間があれば出来が良くなるとする。

この場合締切を延ばして読者の為に出来を良くした方がいいだろうか?
それとも編集さんや印刷所の方々の事を考えて間に合わせる方がいいだろうか?

私は天秤座だからバランス考えてちょっとだけ延ばすカンジ(^^;)
だめだ…質問のレベルが低すぎっ。


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